2016年に19人の障害者を刺殺したやまゆり園事件についてまとめられた本です。
植松聖に対して全く理解できないし理解したくもないな。
障害を持っている人を殺しても良いという考えが出てくることが恐ろしい…
お前はどれだけえらいんだと植松を問い詰めたい。
植松と同じような考えの人は残念ながらいる…だろうけど実際に行動にうつすなんて人間以下の存在だと思います。
第1部「植松被告に動機を問う」
第2部「事件とどう向き合うか」
第3部「精神科医はどう見るか」
と3部にわけてわかりやすく解説をしています。
あまり事件に関係ないことも書かれていましたが参考に読みました。
精神科医はどう見るかの第3部が読み応えがあります。
精神科医の方々がまじめに植松に対してあれこれと対話をしています。
香山リカさん、松本俊彦さん、斎藤環さんのわかりやすい解説が良いです。
ここをよんでいると植松は割と普通の人間だったのでは?と思ってしまいました。
自己愛性パーソナリティ障害についても詳しく書かれています。
実際には自己愛性パーソナリティ障害ではないのでは?との語りもありました。
こういう事件は二度と起きてほしくないな…
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開けられたパンドラの箱 やまゆり園障害者殺傷事件
発行人 篠田博之
月刊『創』編集部編
2018年7月20日初版第1刷発行
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