脳梗塞で失語症になってしまったAさんを追いながら失語症に対しての知識が得られる本です。
Aさんの名前はちゃんとした人名でも良かったのでは?と思いました。
実際にある苗字や名前を使うと実際の病気の人が同じ病気だった時に気にするからでしょうか?
Aさんだと味気ないのでせめてニックネームでもつけてあげて欲しかった。
絵が多くてとてもわかりやすく書かれています。失語症にたいしてわからない事が多いひとにもとっつきやすいのではないでしょうか。
失語症とは言葉の働きがマヒしている状態で言葉を自由に使うことが苦手になってしまうとか。
脳の不思議を感じます。
言葉が出ないと苦労することがわかるのでリハビリの大切さもわかりました。
患者さんの気持ちに寄り添う事の重要さもわかります。
再発防止も大事なので高血圧、糖尿病、高脂血症の予防法もまとめられています。
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失語症のすべてがわかる本
監修 加藤正弘 小嶋知幸
カバーイラスト 長谷川貴子
本文イラスト 千田和幸 渡部淳士
発行者 野間佐和子
発行所 株式会社講談社
2006年7月10日第1刷発行
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