病気の人の心に寄り添う事を考えている本です。
「第1章 痛みをもつこころと援助」では痛みを持つ人、腰痛の人の心を
「第2章 透析患者のこころの理解」では透析患者、腎不全の人の心を
「第3章 筋ジストロフィーの人のこころと援助」では筋ジストロフィーの人の心を
「第4章 エイズになることとその援助」ではAIDSやHIVの人の心を
「第5章 がんの人のこころとその援助」ではがんの人の心を
「第6章 がんの治療を受ける子どもをいかに支えるか」では小児がんの人の心を
「第7章 周産期医療とこころの支援」では妊娠や出産に関する人の心を
「第9章 脳にダメージを受けた方たちのこころとその支援」では高次脳機能障害の人の心を
「第10章 精神の病と脳のはたらき」では統合失調症の人のこころを
こころに関する内容が多いので病気の人の心だけではなく全体的に勉強になる内容が多いです。
まとめられている内容はとても充実しておりサイコオンコロジー、アルツハイマー、血管性認知症、レビー小体型認知症、失語症、前頭側頭型認知症、腎臓移植、性、カウンセリング…等、多数に渡ります。
以外と見過ごされがちな病気になった人の心が読み解ける本です。心理学というタイトルがついていたので難しかなと思いながら読んでいたのですが、優しい言葉で説明されているので助かりました。
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病気のひとのこころ 医療のなかでの心理学
監修 日本心理学会
編者 松井三枝 井村修
発行者 柴田敏樹
発行所 株式会社誠信書房
2018年1月25日第1刷発行
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