10代の若者向けに書かれた「親の離婚」についてまとめられた本です。
アメリカ向けなのでとにかく相談やカウンセリングメイン。
親の離婚は子供のせいじゃないとはわかってはいるものの、心への影響が凄い事等もわかります。
親が離婚したことを恥じる気持ち、自分のせいではないかという罪の意識、怒り、恐怖、否定、うつ状態などが見られることもあり親の離婚のダメージが子どもにとってかなり強い事がわかります。
アメリカ向けなので人に話したりと前向きな解決法が多いのですが、日本だとどうでしょうか…あきらめの気持ちの方が強くなる気がします。
離婚するくらいなら結婚しなければいい…とは思うものの言えないのが子ども心…
親の再婚は子供にとっての最大のダメージな事は間違いありません。
離婚から再婚までの流れが速い方も多いですが、早ければ早いほど子供へのダメージが強いと思われます。
離婚は子供だけでなくまわりも影響される所が辛いですね。
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10代のメンタルヘルス7 親の離婚
著者 アイリーン・キューン
訳者 上田勢子
監修者 汐見稔幸 田中千穂子
発行者 中川定
発行所 株式会社大月書店
2004年11月19日第1刷発行
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