お面にまつわる不気味な絵本です。
主人公が人の不幸を願うと「おめん」があらわれ、この「おめん」をかぶると人を呪うことができるというお話。
きれいな子の顔はびょうきでグチャグチャに、あいつの足は転んで骨折でまがってしまう…そうして人を呪っていたらおめんが顔からとれなくなってしまう…というオチ。
主人公はおめんをはがそうと必死になりますが、そのまま受け入れておめんをかぶたまま生きるという選択肢もあったのでは…
オチ?はお面をかぶった七人の人がじっとこっちを見ている絵で終わります。
この人たちも「人を呪って」おめんの顔になってしまった人たちかな?
お面人間達でピクニックしている雰囲気なので主人公も仲間に入れてもらえば寂しくなさそう。
----------
----------
怪談えほん おめん 怪談えほん 14
作 夢枕獏
絵 辻川奈美
編 東雅夫
発行者 小松崎敬子
発行所 株式会社岩崎書店
----------
----------