「がん」について丁寧に解説している子ども向けの大型の本です。「2人に1人ががんになる」という言葉がなかなか心をえぐってきます。
がんは身近な病気として書かれているので読んでいて少々不安になるかも?
(子どもの場合はがんになる人はとても少ないとフォローは入りますが…)
最古のがんは170万年前で人の足指の骨の化石から骨肉腫というがんが発見されたそうです。昔からがんがあるのが驚き…なんとなく現代病のイメージがありました。
がんサバイバーの高山さんのお話が壮絶でした。40歳の時に脳腫瘍、42歳で悪性リンパ腫、45歳で急性骨髄性白血病、48歳で大腸がんを経験。
だるさや発熱、下痢や腸閉塞と闘い、臍帯血移植を行い病状は良くなりました。
これだけのがんがあっても前向きでいられた高山さんはすごい。
漫画のはたらく細胞が紹介されているのが現代的でした。
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ちゃんと知りたい「がん」のこと 学ぼう・向き合おう・支え合おう 1日本人の2人に1人が「がん」になる
編者 株式会社幸運社
監修 聖路加国際病院診療教育アドバイザー 保坂隆
イラスト カミムラタカト
編集作成 松村恵理子
発行者 小安宏幸
発行所 株式会社汐文社
2021年5月初版第1刷発行
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