筋ジストロフィーの子共でも楽しめる運動やゲームがまとめられている本です。
ただ前半は筋ジストロフィーの症状や歴史の解説なので「筋ジスなんかに負けるもんか」楽しい運動・ゲーム集と書いてある割にはゲームなどの解説は少ないです。
「デュシャンヌ型の日常生活動作と障害度」という日常動作の障害度が詳しくまとめられていて参考になりました。デュシャンヌ型の方の0歳から23歳までの障害の進み方をイラストとともにまとめてあり、進行度が一目でわかりました。
第3章からは「体育学習の実践」として筋ジストロフィーの子供にもできる運動がまとめてあります。
ホッケー、ダンス、体操、水泳、ボール運動、野球、卓球、ドッヂボール、ゴルフ、的当てゲーム、ボーリング等々、筋ジストロフィーの子供達が楽しめるよう工夫されています。
皆で楽しめそうな運動なので健康促進にもなりそうです。
ダンスは「筋肉マン(筋肉マンという書き方は実は間違い。正しくはキン肉マン)」の曲が使わていたのですが私も小さい時にキン肉マンのダンスを踊ったなあと懐かしくなりました。
筋ジストロフィーの子共に「キン肉マン」の曲を使うのは残酷な気もするのですが…
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筋ジスなんかに負けるもんか 楽しい運動・ゲーム集
著者 井川威
発行者 佐野剛
発行所 株式会社学苑社
1987年10月20日 初版発行
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