クローン病でトイレにずっといるおかあさんを温かく見守る息子さんが健気なお話。
ほぼトイレにいるおかあさんなので外での仕事はできなさそう…家での仕事か専業主婦しか選択肢がなさそうで妙に不安になります。
トイレが近くても頑張って仕事をし、生き生きと働いているお母さんが見たいと「ぼく」は思ったりしないのでしょうか?
とか思っていたら「ちょっとかわっているかもしれないし、へんかもしれない。でも、そこには、ぼくとおかあさんのいきているせかいがあるんだ」と「ぼく」に言い切られてしまいます。
たしかに人それぞれなのでトイレにこもりっぱなしのおかあさんがいてもいいのかも?
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トイレのおかあさん
作 かのうせいこ
絵 田中伸介
発行者 瓜谷網延
発行所 株式会社文芸社
2023年3月15日初版第1刷発行
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