闘病記しか読みたくない

闘病記しか読みたくない管理人「つばめ」のブログです。日本中の闘病記が読みたい。悪趣味だと言われようが闘病記や病気をテーマにした本から感じ取れる生への記録に感動している毎日。本の紹介はネタバレを含みます。道端のポスターの写真等を撮るのも好きです。すべての写真は自分で撮影しているものです。

余命4ヶ月のダビデ

悪性リンパ腫と闘うダビデを見守っている介護本です。

 

作者のダビデの入手方法がダメすぎる。

ノミだらけ、おしっこまみれで猫を扱うペットショップで元気いっぱいのダビデを見つけて一目ぼれ→お買い上げというパターン。

動物を迎えるのに一目ぼれでお買い上げは一番嫌いなのでムカっとしました。

品物の一目ぼれでお買い上げならともかく生き物の一目ぼれ購入ってありえない。

 

こういう悪徳ペットショップから動物を買ったら駄目でしょ…

かわいそうな売り方をしていても買ってくれる人がいるから「いいカモだしめしめ」と思われて良くないペットショップが無くならないのにさ…

しかも

「私たちが飼わなければ!これも運命の出会いなんだ」と思い込んで衝動買いとかいい加減にしてほしい。

本当の猫好きならば他のぐったりとした子猫が気になって悪徳ペットショップを通報したりするだろうに…

作者はダビデのみ助けたら終わりだったご様子。

悪徳ペットショップからドライフードやトイレなどを買い込んでいるのもダメ。

こういう所からペットや物を買う人がいるから悪徳ペットショップは減らないんだよ…

 

そしてダビデ悪性リンパ腫と診断されてからは迷走している。

いくら可愛くてもそこまでドラマチックにばたばたしなくてもいいんじゃないの?

というくらい右往左往していて読んでいて気が滅入ります。

ダビデとしてはそっとしておいて欲しかったのではないでしょうか…

 

もちろん猫なので自分の気持ちを伝えることはできないのですが…

 

悪趣味だなと思ったのはダビデの亡骸を写真に撮って本に載せていた事。

亡骸をわざわざ好んで見たい人はあまりいないのでは?

もし亡くなったのが人間だったら死んだ人の亡骸を本に載せないはず。

作者にとってはかわいいダビちゃんなんだろうけど読者にとっては猫は猫。

亡骸の掲載はさすがにやりすぎだと思いました。

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余命4ヶ月のダビデ

著者 的場千賀子

写真 辻聡

プロデューサー 田中規之

発行者 宮下玄覇

発行所 ミヤオビパブリッシング

2008年11月1日第1刷発行

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