満腹感をなかなか感じない事で有名なプラダー・ウィリー症候群について書かれた本です。
飽くなき食欲で家族と衝突したり何度も食べてはいけないと注意されているのに食べ物に執着したりするドキュメンタリーで特集されていたこともありますね。
プラダー・ウィリー症候群の人がいる家庭の食料棚は鍵がつけられている気がします。
ずっと何かを食べたいという症状と闘うのはとても辛いだろうな。
小学生の時にこの病気らしい人が一人いました。
決して知能は劣っていない(むしろ成績は優秀)のですが給食の時間になると配膳をまたずに食べてしまったり給食係をしている途中にガツガツたべて人数分があわなくなってしまったり…
当時はもちろんこんな病気があることなんて知らないので「なんて意地汚いんだ…」とあきれていましたがプラダー・ウィリー症候群だったのかも。
でも太ってはいなかったので本当に卑しかっただけ?
中学で別れてしまったのでその後どうなったかはわかりません…
よくある痩せるダイエット番組でもプラダー・ウィリー症候群かな?と思われる人が出演されることがありますね。
コロンコロンに太っていてずっと食べている、そしてなんだかポカーンとした表情でおかしな受け答えをしている…
もちろん番組ではプラダー・ウィリー症候群ではなくただの「ほわほわした受け答えをする太った人」として接しているので何度も失敗して食べてしまったりすることを笑ったり責めたりするのですが…
たぶんプラダー・ウィリー症候群なんだろうなと思いながらツライ気持ちで見ていたりします。
本人が出演を決めたのならば仕方ないのですが…
わかりやすいのでプラダー・ウィリー症候群を知るきっかけに良い本です。
--------
--------
プラダー・ウィリー症候群 先天性疾患による発達障害のことがわかる本
監修 長谷川知子
発行者 鈴木哲
発行所 株式会社講談社
2009年10月28日第1刷発行
--------
--------