拡張型心筋症のため海外で心臓移植をうけた井辺美摘さんが主人公。
表紙の写真はもう少し良いの無かったのでしょうか。
ダブルピースしているポーズはかわいいのですがもっとリラックスしているポーズの方が本文にあっていたかも?
表紙で損をしてしまっている気がします。
病名ですが本の中でははっきり書かれていません。
「心筋炎なのか心筋症なのか…」という言葉が出てくるのですがぼやかして書かれています。
過去の募金サイトなどで拡張型心筋症と書いてあったので参考にしています。
こんなかわいい女の子が心臓に問題を抱えているのか…と思いながら読み進めました。
日本だと子供の臓器提供が難しいと気持ちをきりかえて海外での移植に踏み出す行動力が凄いです。
ドイツまでの渡航費、心臓移植手術費、滞在治療費で約七千万円必要だとか。
七千万円…途方もない金額。
募金活動で目標金額が集まって一安心です。
あまりにも金額が大きすぎて移植をあきらめた人も多いでしょうね…
両親はドイツに行くことが決まってからも移植手術をすることは伏せていた様子。
それは伏せちゃ駄目な事なのでは…と思うのですが。
一番大事なことなのでしっかり話あってからの方が後々こじれなさそうです。
七才と言えども眠っている間に他人の心臓が勝手に移植されたらさすがにメンタル的にウッとくるのでは…
ご両親の子どもを思っての気持ちなので私が口出しすることではないのですが。
実際には美摘ちゃんは知っていたと思いますけどね。
募金活動は目立つし注目を集めるので…
手術が成功して良かった、
一生薬を飲んでいくという人生なのですが美摘ちゃんなら大丈夫でしょう。
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いのちの鼓動が聞こえる 心臓を移植した少女の物語
著者 池田まき子
発行者 日高裕明
発行所 ハート出版
平成18年11月28日第1刷発行
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