ジェシカは両足に大怪我をおってしまい初めは左足を切断、その後に右足を切断という二段階の苦しみを味わいます。
辛いリハビリの中、カラヒーという介助犬が女の人に連れられて病院にやってきます。
カラヒーの働く様子を見てすぐにジェシカは介助犬を申し込みます。
ここら辺を読んで「あれ?」と思いました。
ジェシカは足を切断しているものの上半身は特に障害がなさそうで、介助犬が必要になるような障害ではないのでは…と思っていました。
日本だと障害が安定し、上半身にあまり不自由さが無い場合は介助犬は申し込まないですし…
ジェシカはゴミ出しは両足義足で両手にゴミをもってりっぱに歩いています。
その横を別のゴミをくわえたレスキューが歩いています。
フリスビーで遊んでいる姿まであります。
日本人的な考え方かもしれませんがもっと重症の方に介助犬が必要と思っていました。
介助犬はメンタルケア的な部分も大きいのでメンタル部分での介助犬なのでしょうね。
絵が所々ホラーっぽいので気になりました。
ジェシカとレスキュー以外の登場人物の足が所々透けているんですよ…
今後この方々も足に障害を持つのでは?と不安になる絵です。
絵本の中の登場人物も足が透けている人が多くて今後の彼らの足が気になってしまいました。
ジェシカのモデルは実際には大人の女性です。
2013年のボストンマラソン爆破事件のけがのために両足が義足になりました。
この事件は驚いたので良く覚えています。
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絵 スコット・マグーン
訳 よしい かずみ
発行者 落合直也
発行所 BL出版株式会社
2019年2月1日第1刷発行
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