わずか715グラムで生まれた小さなちえちゃんが小学校の卒業式に出るまでのお話。
家族構成はちえちゃん、おかあさん、犬のゲンキ、お姉ちゃん…
本の後ろにお父さんらしき人もうつっているのでお父さんもいるのかな?
この本ではお姉ちゃんとお父さんは空気です。
お父さんらしき人は本の後ろに少しでてくるのですがお姉ちゃんは一切出てきません。
家族の本なのだからお姉ちゃんの写真もあれば良かったのですが…
学校生活で「誰も相手にしてくれない」
と悩むちえちゃんに先生は授業の時間をつかってちえちゃんの事を話します。
良い先生ですね…
こういう自分について話されたりするのは実際には注目の的になってしまったりして本人は辛かったりするのですが、ちえちゃんのクラスの場合はうまくいきます。
クラスメートもちえちゃんがなるべく寂しい思いをしないよう気を使ってくれるようになりました。
最後の卒業式の晴れ晴れとしたちえちゃんの表情が印象的でした。
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ちえちゃんの卒業式
著者 星川ひろ子
発行者 田部井満男
発行所 株式会社小学館
2000年10月10日初版第1刷発行
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