筋ジストロフィーの平野誠樹さんが書いたアメリカ留学激闘記です。
三歳のときに筋ジストロフィーと明らかになり、自分で気がついたのは小学校へ入学してからとの事。
両親から障害について詳細を告げられた記憶が無いと書かれていることから、筋ジストロフィーという病気を自分で知っていったという事が書かれていました。
アメリカ留学で学んだ事がたくさん書かれているのだろう…と思いながら読んでいたのですが、勉強の事はほとんど書かれておらず、かなりのページをとってヘルパー探しの苦労がまとめられていました。
ここまでひどいヘルパーに連続して当たるのは不運としか言いようが無いです。
とても気のあうヘルパーのレアリーにも出会うのですが、彼も肺がんで入院し、そのまま無くなってしまいます…辛いお話でした。
17歳のファースト・ラブが素敵でした。
平野さんより一歳年上の女性に新横浜から名古屋まで会いに行く…という素敵なエピソードです。
さらっと書かれていましたがその後のお話も読んでみたかった。
アメリカと電動車椅子サッカーに関心のある方にお勧めの本です。
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110センチの視野 電動車椅子のファンキー野郎アメリカ留学激闘記
著者 平野誠樹
発行人 平野操
発売元 株式会社幻冬舎
平成19年10月31日初版第1刷発行
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