アメリカでは幼稚園児から小学校六年生までを対象にしているという「写真絵本 ぼくはジョナサン…エイズなの」ですが大人でも十分学べる本です。
1992年に発売された本なのでかなり古いのですが輸血によってエイズウイルスをもってしまったジョナサンという一人の少年を通してエイズを学ぶことができました。
中の写真は白黒ですがはっきりしていてとても見やすいですしジョナサンが可愛らしいのでとても目に優しい本です。
「どうしてエイズにうつるのか、どうしたらうつらないのかよくわかれば、こわがらないようになるんだよ」
というジョナサンのセリフが心に響きました。
エイズと言うだけで白い目で見られたり怖がられたり…という事がたくさんあったのでしょうね。
最後はジョナサンが雪の上で死んでいるコマドリを見つけて死について語っています。
子供ながら死について語るシビアさが病気の辛さを物語っていました。
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写真絵本 ぼくはジョナサン…エイズなの
著 ジョナサン・スウェイン シャロン・シーリング
訳者 山本直英
発行者 平智享
発行 株式会社大月書店
1992年7月23日第1刷発行
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