ジョイスティック車でアメリカを走る貝谷嘉洋さんが書いた本です。
全体的に車のお話がメインなので車に興味が無いとあまり面白くないかも。
そこまで苦労してアメリカを駆け抜けなくても良いのでは?といった感想です。
最初から最後まで本人が運転するわけでは無く、介助者の人なども運転しているし…
免許を持って車を運転して一人前という感覚がこの本全体的に漂っているの免許が無い人が読んだら辛いと思います。
貝谷さんが車に対して愛情を持っている事がわかりました。
パーソナルアシスタントのジョンさんと日本からやってきたイシダさんが貝谷さんの介護をされているのですが、ジョンさんはこういう人という紹介があったのですがイシダさんの紹介はなくどのような人かわかりませんでした…
イシダさんがどんな人物かもっと知りたかったです。
日本からアメリカに来て介護をされているのだからドラマチックな人生だったと思うのですが。
準備期間を含めて三ヵ月もイシダさんは一緒にいたと書かれていたのに個性が全くわからなかったのが残念。
「13本の助骨」の話は男性目線のお話で女性目線から読むと不要だったかな…
全体的にせまってきたリディアさんが悪い風に書かれていましたがこれは男性側の責任です。
そりゃミキさんも会いたくなくなるわ…と思いました。
好意を持っていた男性が他の女性と同じベッドでイチャイチャしていたらショックですよね…
最後は障害を持った方と自動車についての内容が続きます。
みんながみんな自動車に乗りたいと思っているわけではないとは思うのですが、ここでも「免許があって一人前」という雰囲気た漂っていて不思議でした。
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ジョイスティック車で大陸を駆ける 障害あっても移動しやすい未来を
著者 貝谷嘉洋
発行者 林克行
発行所 株式会社日本評論社
2003年1月25日初版第1刷発行
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