晴佐久昌英さんの詩が森雅之さんのきれいな絵と共にまとめられた本です。
「この詩でどうしても救いたかった」という人が51歳で肝臓がんで亡くなった父と書かれており、優しい人だとわかります。
晴佐久さんご自身も1995年11月にぎっくり腰になり、気になっていた膝もついでに診てもらった所、大腿骨に腫瘍が発見されて手術をしています。
腫瘍はがんではなかったので一安心だったのですが、その際に入院中の体験を残したいという思いで詩を書いています。
病気になったらどんどん泣こう、からはじまって読み進めていき「良い詩だな」と思い最後まで読んだところ最後のオチが「神様」でドン引き…
神は否定しないし宗教は自由ですが私は神様に祈る系がぞっとするほど苦手です。
「自分は神の子だと知るだろう」の一言いります??
私は他人から「あなたは神様の子」なんて人から言われたら怒りますけど…
途中で作者は司祭という事がわかるのですがわかっていたら読まなかったかも。
神の子という言葉や祈るという言葉さえなければ良い詩だと思います。
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恵みのとき 病気になったら
詩・文 晴佐久昌英
絵 森雅之
発行人 植木宣隆
発行所 株式会社サンマーク出版
2005年3月30日初版発行
2005年7月1日第2刷発行
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