闘病記しか読みたくない

闘病記しか読みたくない管理人「つばめ」のブログです。日本中の闘病記が読みたい。悪趣味だと言われようが闘病記や病気をテーマにした本から感じ取れる生への記録に感動している毎日。本の紹介はネタバレを含みます。道端のポスターの写真等を撮るのも好きです。すべての写真は自分で撮影しているものです。

全盲ハッピーマン 〜24歳で失明したら、人生がもっと面白くなったんだけど、なんか質問ある?

大平啓朗さんこと「おーちゃん」が書いた本です。

全盲でありながらカメラマン。心で撮影する「写心」(しゃしん)を撮っています。

メモ録音ができるカメラで撮影している状況を吹き込んでいると書いてあり「なるほど」と思いました。

 

大平さんは2003年11月の深夜、致死量の3倍とも5倍とも言われる量の「メタノール」を飲んでしまいメタノール中毒となり視力を失います。

もちろんわざと飲んだわけではなく「エタノール」と間違えての誤飲ですがわざわざエタノール飲まなくても…と思ってしまいました。

お酒よりエタノールの方がはるかに単価が高いのでここでエタノールを選ばずにきちんと店でお酒等を買っていたら誤飲で失明することは無かった…

 

ご自身の誤飲とはいえ失明してからの大平さんは立ち直りは早く、明るく失明の事実を受け止め人生を立て直します。

「こころでみなくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは、目に見えないんだよ」

という「星の王子さま」の名言も出てきます。

 

47都道府県に失明後に一人旅をされているのが凄い。全国への旅だけでなく、海外へ行ったりアクティブに活動していて「写心」を撮影しています。

 

 

タイトルに「なんか質問ある?」という文字があるように、質問にもたくさん回答しています。

視覚障害に関する質問が多いので心に残ります。

「将来やりたいことや夢は、なにかありますか?」という質問でも大平さんのポジティブな部分が出ていて良いです。

大平さんは夢が沢山あるので一つ一つ実現させていくようです。大平さんならば実現できそう。

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全盲ハッピーマン 〜24歳で失明したら、人生がもっと面白くなったんだけど、なんか質問ある?

著 大平啓朗

デザイン 高橋実

発行者 髙橋歩

発行・発売 株式会社A-Works

2021年5月25日初版発行

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