友里の弟の卓の誕生日に親が用事ができてしまい、友里が友達の良太と共に一時的な家族を用意して弟の誕生日パーティーをしようとするお話。
ファミリーレストランはいわゆる「レストラン」という意味では無く、家庭料理と共に父、母、おじいさん、おばあさんの家族(ファミリー)を一組そろって一緒に出前をするという大掛かりなサービスとなっています。
考え方によってはかなり面白い発想だとおもうのですが、チャレンジしようとするのが悪党三人組のボス、ペラ、ビー玉なのでうまくいくはずがありません。
三人組は「サブリミナル効果」を使って(実際には情報だけ流して使ってはいない)かぎばあさんのファミリーレストランを人気サービスにでっちあげるのですがおひとり千円というのはかなり良心的な料金設定です。
かぎばあさんのファミリーレストランを使おうと言い出した良太がパーティーが失敗と落ち込むのですが、卓としては面白い三人組とかぎばあさんに会えたので心に残った良い誕生日になったのではないでしょうか。
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かぎばあさんのファミリーレストラン
作 手島悠介
絵 岡本颯子
発行者 小西正保
発行所 株式会社岩崎書店
1994年12月26日第1刷発行
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