看護師の山下久仁子さんが遺した舌がん(扁平上皮がん)の闘病記です。
本人が看護師という仕事をしているので病気に対して正面から向き合っている本だと感じました。
最初は右の奥歯の近くの下の上がピリピリする程度だった舌がんが猛威を振るい痛みとの戦いになる内容はタイトル通り壮絶です。
抗がん剤治療や免疫療法を続けても口内炎、下痢、腹痛、頭痛、がんによる痛みはおさまらずペインコントロールをするも山下さんにはあまり効果があらわれず日記の後半部分はずっと「痛い」という言葉がでてくるので読み進めるのがつらいです。
ペインコントロールをすると痛みがかなり解消されると思っていたのですが効果のない方もいるのですね。
巻末の経過表が横書きで右から左に読む流れになるので少し読みにくいと感じました。縦書きを上下に分けて掲載した方がわかりやすかったかもしれない。
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ヒロ、先にごめんね。現役看護師が遺した壮絶ガン闘病記
著者 山下久仁子
表紙絵 乗田貞勝
発行人 米原一穂
発行所 株式会社幻冬舎ルネッサンス
2005年8月29日第1刷発行
2005年10月14日第2刷発行
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