スポーツクライミングをしていた中学生のあかりが怪我でクライミングから逃げていた時に、目の見えない中学生の昴と出会いナビゲーターになる事でパラクライミングを知っていく…というボーイミーツガールなお話でした。
しかしながらとにかく昴が受け付けない性格の男の子で読むのが辛かった。
NARUTOのサスケとか学園アリスの棗とか鬼滅の刃の伊之助とか僕のヒーローアカデミアの爆豪とかイライラツンツンしているキャラが苦手な人は読んでいて嫌な気持ちになるかも…
いかにも中二病的(中学一年生ですが)な「オレノキモチナンカダレニモワカラナインダハナシカケルナ」というキャラの昴…最後には少し性格が良くなるのですが第一印象が悪すぎます。
かなり辛辣な出会いをするのにあかりは昴をほうっておけずおせっかいを焼きまくります。
普通人は一度でも嫌な目にあった人は避けますけどね…
イラっとしたからといって他人に舌打ちをするような人は障害があろうとなかろうとマナー違反です。
それなのにあかりは昴のナビゲーターをやり続けます…
あれだけ嫌な思いをしておいて昴に向き合おうとします。中学生の気持ちが良くわかりません。
手足が長いとかは書かれているけど昴がイケメンとか美男子とかは書いていないので恋ではないのか…?
あかりは昴がなぜ目が不自由になったか気にしながら最後まで聞かずにお話も終わるのでモヤモヤが残りました。私も気になります。
登っていく壁を星空のように表現するのがとても良いなと思いました。
パラクライミングがメジャーになると嬉しいですね。
昴の性格が最初からもう少し良ければ読みやすかったかも…
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星くずクライミング
作 樫崎茜
画 杉山巧
発行人 志村直人
発行所 株式会社くもん出版
2019年11月16日初版第1刷発行
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