脊髄小脳変性症(マシャド・ジョセフ病)と診断されたやまざきたけしさんの日記をまとめてある本です。
トライアスロンに出るような作者なので当然のように日記はトレーニング日記でもあります。
「第1章 難病生活のはじまり」でジムのプールで体を鍛えている時に転び、頭蓋骨骨折、外傷性くも膜下出血、脳髄液漏、脳挫傷、左鎖骨骨折で入院する所からスタート。
大怪我から本が始まるのですが、作者が普通の人でも過酷と思われるトレーニングや水泳をしているので「また」当初の大怪我をするのではないかとヒヤヒヤしながら本を読み終える事になります。
(最後まで大怪我は出てこないのでほっとしました)
体が動かなくなっていくのにトレーニングを止めないのでハラハラしっぱなしです。
やまざきさんはパーキンソン病(初めの診断はパーキンソン病だった)と診断されて「退社して心から好きな事をしよう」と会社を辞めるのですが、辞めないで傷病手当を受け取りならが生活をしたほうが充実した生活が出来たのではないでしょうか…
病気のカミングアウトするかしないかで悩む描写がリアルです。
1リットルの涙他、いろいろな興味深い本が紹介されていました。巻末に参考文献として紹介されているので手に入る本は読もうと思いました。
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ふらふら日記 いまんとこ不治の病
著者 やまざきたけし
漫画 松本充代
発行所 株式会社二見書房
2007年11月10日初版発行
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