トリーチャーコリンズ症候群のオーガストが主人公。
はっきりトリーチャーコリンズ症候群と書いているわけではないのですがインタビューで作者が書いていましたね。
分厚い本なので読み応えがあります。訳がうまいので読みやすい!
てっきりオーガストが最初から最後まで語るのだと思っていたら主人公がコロコロ変わります。
主人公が変わるというより視点がかわるのかな?
オーガスト→ヴィア→サマー→ジャック→ジャスティン→オーガスト→ミランダ→オーガスト→と視点が変わって面白い雰囲気になっています。
主役が変わるけれど物語の一貫性はあるのでダレることはありません。
海外の若者文化がすごくよくわかります。
海外のスクールカーストはなかなかシビアですね。
物語にスターウォーズがよくからんでくるのですが、スターウォーズあまり詳しくないのでピンときませんでした。
スターウォーズを詳しく知っていたらもっと楽しく読めたかも。
目立つ顔に障害があるのはかなり厳しいと思うのですが重苦しくなく爽やかな読書感のある本です。
作 R・J・パラシオ
訳 中井はるの
発行所 株式会社ほるぷ出版
2015年7月20日第1刷発行